海外投資におけるおすすめの商品とメリット・デメリットおよびリスクについて!
高い金利や豊富な金融商品がある海外投資は、今国内でも非常に人気があります。
しかし、海外の商品であるために、購入方法やリスクなど情報も少なく
なかなか購入できないと考える人も多いと思います。
今回は、海外投資のメリットやデメリット(リスク)、買い方や種類、おすすめの商品について
ご紹介していきます。
海外投資とは
海外投資を行うには、国内の金融機関から購入する場合と海外の金融機関から直接購入する場合の、2つがあります。
国内で海外投資商品を購入する場合
国内の銀行や証券会社などを通じて、海外の金融商品を購入します。最大のメリットは、やはり海外投資が手軽に始められることです。また、通常海外での投資で得た利益であっても、国内で確定申告が必要になりますが国内の証券会社に特定口座を開設することで、海外投資で得た利益が自動で源泉徴収され、確定申告が不要になるケースもあります。
海外で海外投資商品を購入する場合
海外の銀行や証券会社などを通じて、海外の金融商品を購入します。最大のメリットは、海外の金融商品を幅広く購入できることです。海外には、魅力的な金融商品が多数存在しますが、日本では金融商品に対する規制が厳しく
金融庁で登録されている一部の商品しか購入できないため、その多くが国内では販売が禁止されています。
また、国内の金融機関を利用する場合に比べ手数料も安くコストを抑えた形で購入することができます。
海外投資のメリット
海外投資のメリットとしては、下記の5つがあげられます。
利回りが高い
日本の金融商品と比較し、高利回りの金融商品が多く存在します。特に、新興国などは経済成長が著しく、GDPの成長率とともに、利回りも高くなっていきます。
例えば、ニューヨーク証券取引所、NASDAQに上場している代表的な500銘柄による株価指数であるS&P500の直近5年の利回り実績において2016年11.96%、2015年1.38%、2014年13.69%、2013年32.39%、2012年16.00%、2011年2.11%となっており、平均して高い利回りを維持している事がわかります。
また、後述にもある税率の低さ、複利効果も加わり、より高配当が期待できます。
金融商品が豊富
日本にはない、魅力的な金融商品が多数存在します。前述しましたが、日本は金融商品に対する規制が厳しいため
国内では購入できない様々な金融商品に投資ができることが大きなメリットであるといえます。
税率が低い
日本においては、投資収益に対して税率が約20%かかりますが海外では、投資収益に対して税金がかからない、もしくは税率が低い国が多いです。
特に、長期運用などにおいて、投資で得た利益で再投資を行う場合は後述する複利運用効果もあり、ますます大きなメリットになります。
通貨分散
日本の財政状況を考えると、今後日本円だけを保有しているのはリスクが高いといえます。
海外投資によって、外国通貨を保有しておくことはリスク分散の意味で非常に重要であるといえます。
複利効果
運用における利子の付き方には、「単利運用」と「複利運用」というのが存在します。単利運用とは積み立てた額に対してのみ、利子が付くものになります。一方、複利運用とは、積立額に対して生じた利子を、翌月の元金に組み入れる方式であり
積立額だけでなく利子にも翌月の利子がつきます。海外は前述の通り、投資収益ごとに税金があまりかからないため
積立投資のように、投資して得た利益をさらに元本に上乗せし、再投資にまわしていく複利運用において、大きなメリットが生じます。下記の図は、毎月の積立額5万円、年利が6.5%、運用期間を最大30年で運用した場合の海外積立投資の利回りの例です。通常の、単利運用での投資と比べて期間が長くなるにつれて大きな差がついているのがわかります。
10年目をこえたあたりから顕著に差がつき始め、30年後には約3倍の差になります。
海外投資の種類
海外投資の種類として、たくさんの投資商品が存在しますが、ここでは「海外投資信託」、「海外積立投資」、「海外不動産」、「その他」の4つに分類してご紹介していきます。
海外投資信託
海外の複数の株式や債券などを組み込んだ金融商品です。海外の個別の株式などへの投資は、情報の入手が困難であったり、分散投資も難しいため、個人投資家にはハードルの高い商品となっています。
また、債券も取引単位が大きい、などの理由からあまり向いていません。一方、海外投資信託であれば、投資信託自体に多様な商品が組み込まれておりグローバルな分散投資が可能で、海外投資信託自体も商品数が豊富であるため海外投資に向いているといえます。REIT(不動産投資信託)やETF(上場投資信託)などがあります。
海外積立投資
海外積立投資は、上記の海外投資信託の一種ですが5年から30年などの長期の投資を前提として、毎月一定額を積み立てていき満期が来たタイミングでお金を受け取る、というものです。
保険がついていたり、利回り保証が付いている商品などがあり長期での複利運用をしていくため、税率が低い海外投資のメリットを活かしながら、年金や保険として活用していくことが可能です。
海外不動産
こちらも、非常に日本の投資家から人気の商品で新興国ならではの高い人口増加率と物価上昇により
高い収益が見込めます。また、不動産ならではの節税効果もあるので海外投資をする際は、一度は検討してみるといいかもしれません。
その他
上記は、海外投資において人気の商品になりますが、これ以外にも たくさんあります。個別の海外株式、海外債券、FX、などまだまだありますが細かな知識や経験が必要となり、リスクなどを考えると
上記と比べてなかなか投資へのハードルは高いといえます。